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五反田で食べログ1位のラーメン屋は、メニューが1種類しかない
食べログの「五反田・高輪台 ラーメン」ランキングで1位に立っているのは、中華蕎麦 無冠という店だ。点数は3.75、口コミは1,865件。
この店で頼めるものは、実質ひとつしかない。特製牡蠣塩である。入口の券売機で買って、カウンターに座る。それだけだ。
2位以下も、それぞれ違う方向を向いている。
2位の麺屋 彩音はミシュランのビブグルマンに選ばれていて、醤油・塩・煮干油そばの3本柱を持つ。3位の手打ち正麺 Hachimitsuは、注文を受けてから麺を手もみして打つ。4位の平太周 味庵は背脂チャッチャ系で、深夜0時まで開いている。5位の銀座 いし井は比内地鶏のつけ麺。
上位5店で、系統がひとつも重なっていない。
口コミの数も揃っている。1,865/1,785/1,036/2,058/1,122で、5店とも1,000件を超えた。駅ひとつぶんのエリアとしては、多いほうだと思う。
この記事で分かること
五反田・高輪台のラーメン店を食べログの評価点順に並べ、上位5店を1軒ずつ見ていく。順番は主観ではなく点数で決めた。
各店の住所、営業時間、定休日、看板メニューと価格、スープの方向をまとめてある。
五反田は飲みの街でもある。そのぶん深夜まで開いている店と、昼で終わる店が混ざっていて、これが計画を狂わせる。
後半に、営業時間で並べ直した比較と、回るときの注意点を置いた。1位の店は夜9時半に閉まり、4位は深夜0時まで開いている。この差は思ったより効く。
本記事は公開情報および口コミをもとに総合して構成した調査記事です。実際の味や体験には個人差があります。また一部の料理画像は、公開情報や口コミをもとに再現したイメージAI画像です。実際の店舗提供写真とは異なる場合があります。
価格・営業時間・定休日は、調査時点(2026年8月)に確認できた公開情報です。食べログの評価点・口コミ件数も同時点のものです。ラーメン店は営業時間の変更、スープ切れによる早仕舞い、限定メニューの入れ替えが頻繁にあります。情報源によって記載が食い違う項目は本文中に「要確認」と明記しました。訪問前に各店の公式SNS等でご確認ください。
結論|五反田のラーメン、人気順の5店
選定基準|順番は食べログの点数で決めた
掲載順は、食べログ「五反田・高輪台 ラーメン・つけ麺」ランキングの評価点順にした。無冠3.75、彩音3.73、Hachimitsu 3.72、平太周3.67、いし井3.60。入れ替えはしていない。
このエリアには42件がランキングに載っている。
6位以下も点数は高い。支那そばはせべ(3.59・818件)、桜田 みそら(3.57・531件)、TOMORROW NEVER NOODLES(3.54・346件)、広州市場 五反田店(3.51・1,360件)、地獄の担担麺 護摩龍 五反田(3.51・338件)と続く。
このうち広州市場は口コミが1,360件あり、件数だけなら3位のHachimitsu(1,036件)を上回る。ワンタンが主役の店なので今回は外したが、順位だけで切ると取りこぼす部類ではある。
エリア背景|飲みの街に、昼で終わる名店が混ざっている
五反田は飲み屋の多い街だ。駅の西側に歓楽街が広がっていて、深夜まで人が動く。
その街で、食べログ1位の店は夜9時半に閉まる。2位は9時、3位は麺とスープがなくなり次第終了。上位3店は、飲んだあとには入れない。
飲みの街らしさを引き受けているのは、4位の平太周 味庵のほうだ。月曜から土曜と祝日は11:00〜24:00、日曜も22:00まで。休むのは元日と1月2日だけ。
背脂チャッチャ系という業態も、この時間帯に合っている。深夜0時に食べたいものが、繊細な塩ラーメンであることはあまりない。
地理の話もしておきたい。五反田の名店は、JR五反田駅の周りだけに集まっているわけではない。
平太周 味庵といし井は、東急池上線の大崎広小路駅のほうが近い(JR五反田駅からは徒歩5分前後)。Hachimitsuは西五反田のビル地下にある。改札を出て歩き回るより、地図を開いてから向かったほうが早い。
1. 中華蕎麦 無冠|食べログ3.75、牡蠣の一杯で1位を取っている
食べログ3.75、口コミ1,865件。五反田・高輪台エリアの1位である。中野坂上の「むかん」の2号店にあたる。
そして、この店で選べることはほとんどない。看板の特製牡蠣塩が実質的な単品メニューで、値段は1,100円。入口すぐ左の券売機で買ってカウンターに座る。席は6つしかない。
一杯の構成は変わっている。スープは牡蠣のペーストが溶け込んだ塩で、緑がかった色をしている。そこに岩海苔が入り、牡蠣のアヒージョが乗る。あとはチャーシュー、味玉、メンマ。麺は手揉みの平打ち。
牡蠣を出汁に使い、具にも使う。同じ食材が二度出てくる作りになっている。
混雑について。この店は過去に完全予約制を敷いていた時期がある。いまは予約不要に戻っている。
カウンターのみの小さな店なので、時間帯によっては行列ができる。開店直後か、営業の終盤を狙うのが基本になる。
無冠の営業時間には、情報の食い違いがある
調べていて引っかかったのが営業時間だ。「11:00〜14:30/18:00〜21:30」とする情報と、「11:00〜15:00/17:00〜21:00」とする情報の両方が出てくる。
昼の終わりが30分、夜の始まりが1時間ずれる。空振りしかねないので、行く前に公式X(@mukan1123)を見ておきたい。定休日も不定休なので、なおさらだ。
ひとつ正直に書いておくと、牡蠣が苦手ならこの店は選ばないほうがいい。
看板が一択ということは、逃げ道がないということでもある。1位だからという理由だけで入って、好みが合わないと困る。五反田には2位以下が控えている。
2. 麺屋 彩音|ビブグルマンの一杯に、3人のアドバイザーがついている
食べログ3.73、口コミ1,785件で2位。1位の無冠とは0.02ポイント差しかない。ミシュランのビブグルマンにも選ばれている。
無冠が一択で押し切る店だとすれば、こちらは逆で、醤油・塩・煮干油そばの3本柱を持つ。
面白いのは、その3本の作り方だ。それぞれに別の店がアドバイザーとして付いているとされる。醤油は三鷹の「麺屋 さくら井」、塩は九段の「八咫烏」、煮干油そばは亀戸の「つきひ」。
1軒の店が、3つの味をそれぞれ別の相手と組んで作っている。
評価が高いのは塩で、鶏油の効いたスープにほのかな酸味があり、後味が伸びるという声が目立つ。価格は特製醤油ラーメンが1,300円、特製塩が1,250円。月替わりの限定らぁめんは1,500円。
もうひとつ、この店には日本酒のペアリングがある。特製醤油と日本酒のセットで1,750円。琉球グラスで冷やして出てくる。
彩音は「ラーメン屋で飲む」が成立する店
ラーメン店で日本酒を出す店は増えたが、ペアリングとして値段まで組んである店はまだ少ない。1,750円で特製と酒が付くなら、居酒屋の一次会の代わりにもなる。
飲みの街との相性でいえば、5店ではここが最も合っている。
注意したいのは営業時間で、11:00〜14:30と18:00〜21:30の二部制。中休みが3時間半ある。金曜だけは夜が23:30までと長い。
ただしここも情報が割れていて、「11:00〜15:00/18:00〜21:00」とする記載もある。閉店時刻に30分ほどの幅があるので、遅い時間に向かうなら確認しておきたい。定休日は日曜だが、限定メニューでの営業が入ることもあるようだ。祝日は営業している。
3. 手打ち正麺 Hachimitsu|注文を受けてから、麺を打つ
食べログ3.72、口コミ1,036件で3位。2位の彩音とは0.01ポイント差で、上位3店が3.72〜3.75に固まっている。
2023年4月24日オープンと、5店では新しい。西五反田サインタワーの地下1階にある。
売りは麺だ。注文を受けてから手もみして打つ作りで、国産小麦を使い、加水率は高め。もちもちした食感になる。
「手打ち正麺」という店名が、そのまま説明になっている。
価格も抑えめで、しなそばが850円、塩も850円。特製で1,150円、チャーシュー飯が300円。
1位の無冠が1,100円、2位の彩音が特製で1,250〜1,300円という帯なので、ここは850円から入れることになる。手打ちでこの値段は、いまの都内では少ないと思う。
Hachimitsuは「売り切れ次第終了」に注意
営業は昼が11:45〜15:00、夜は17:30から。ただし夜は、麺とスープがなくなり次第終了という運用になっている。
注文ごとに麺を打つので、仕込みの量がそのまま営業の上限になる。遅い時間ほど、閉まっている可能性が上がる。
定休日は日曜。彩音と同じなので、日曜に五反田でラーメンを狙うと上位5店のうち2店が消える。
場所についてもひとこと。ビルの地下1階なので、路面を歩いていても目に入りにくい。初回は住所で検索して向かうのが確実だ。
4. らーめん 平太周 味庵|口コミ2,058件、深夜0時までの背脂
点数は3.67で4位。ただし口コミは2,058件あり、このエリアでいちばん多い。1位の無冠(1,865件)より集めている。
点数の順位と件数の順位が一致していない。長く、広く食べられてきた店ということだと思う。
系統は背脂チャッチャ系。濃厚な豚骨醤油に大量の背脂を振りかける、あの一杯である。ルーツは「土佐っ子ラーメン」で、そこの出身とされる。
こってりらーめんが850円、こってり味噌らーめんが950円。ただし価格については「650円」という記述も見つかったので、現在の値段は要確認としておきたい。
月〜土・祝は11:00〜24:00、日曜も22:00まで。休むのは元日と1月2日だけ。
上位3店が夜9時台までに閉まる中で、ここだけ深夜まで開いている。飲んだあとに入れる上位店は、いまのところこの1軒になる。
平太周の場所は「大崎広小路」で覚える
住所は品川区大崎4-2-2。JR五反田駅からは徒歩5分だが、東急池上線の大崎広小路駅からならすぐだ。
五反田で飲んでいて締めに向かうなら、JRの改札を基準にするより、大崎広小路の方向へ歩くと覚えたほうが早い。
深夜0時まで開いている背脂ラーメンが、駅から5分。
味の点数だけを見れば1位ではない。それでも2,058件が積み上がっているのは、行きたくなる時間帯に開いているからでもあるはずだ。
5. 銀座 いし井 五反田店|比内地鶏のつけ汁と、すだち
食べログ3.60、口コミ1,122件で5位。銀座の「いし井」の2号店にあたる。
看板は中華せいろというつけ麺で、つけ汁は比内地鶏でとる。麺は三田製麺所の中細麺を固めに茹でる。今回の5店で、つけ麺を主役にしているのはここだけだ。
食べ方まで提案されているのが、この店の特徴になっている。つけ汁にはメンマ、刻みネギ、チャーシュー。麺の側に海苔と、味変用のすだちが乗る。
店が勧める手順は、3分の1ずつ食べ進めて、すだち、黒胡椒の順にかけるというもの。1杯を3段階に分けて食べさせる。
価格は中華せいろが880円、(上)980円、(特)1,200円。汁ありの中華ソバは750円から。5店でいちばん安い一杯がここにある。
オープン時には、つけ麺無料のキャンペーンで400mの行列ができたと地域紙が報じている。
いし井は、時間の融通がいちばんきく
5店を営業時間で並べると、この店の使い勝手が見えてくる。月〜土は11:00〜22:00の通し、日祝も21:00まで、そして無休。
中休みがない。売り切れ終了の運用でもない。行けるときに行ける店は、上位5店ではここだけになる。
最寄りは東急池上線の大崎広小路駅から徒歩2分。JR五反田駅からは5分。平太周と同じ方向なので、この2軒は近い。
点数だけを見れば5位だが、予定が読めない日に一杯食べたいなら、最初に候補へ挙がるのはここになる。
5店の比較|点数・系統・営業時間で並べる
- 中華蕎麦 無冠|3.75(1,865件)/牡蠣塩・実質一択/11:00〜14:30・18:00〜21:30(要確認)/不定休/五反田駅 徒歩3〜4分
- 麺屋 彩音|3.73(1,785件)/醤油・塩・煮干油そば+日本酒ペアリング/11:00〜14:30・18:00〜21:30(金は23:30まで)/日曜定休/五反田駅 徒歩3分
- 手打ち正麺 Hachimitsu|3.72(1,036件)/注文後に手打ちする自家製麺/11:45〜15:00・17:30〜売切終了/日曜定休/西五反田・ビル地下1F
- らーめん 平太周 味庵|3.67(2,058件=最多)/背脂チャッチャ/11:00〜24:00(日22:00)/年始2日のみ休/大崎広小路駅すぐ
- 銀座 いし井 五反田店|3.60(1,122件)/比内地鶏の中華せいろ(つけ麺)/11:00〜22:00(日祝21:00)/無休/大崎広小路駅 徒歩2分
点数を縦に見ると、上位3店が3.72〜3.75に密集している。差は0.03しかない。ここを点数で選び分ける意味は薄く、牡蠣か、醤油・塩か、麺かという好みで決めたほうが早い。
4位と5位は0.07ポイント下がるが、そのぶん時間の自由がある。5軒を並べていて、いちばんはっきり出たのがこの関係だった。
系統で見ると、貝・牡蠣(無冠)、醤油と塩(彩音)、麺(Hachimitsu)、背脂(平太周)、鶏のつけ麺(いし井)。5軒で5系統ある。
同じ駅の上位5店がここまで散っているのは、あまりない。五反田でラーメンをはしごしても飽きないのは、この構造のおかげだ。
五反田でラーメンを食べるときのメモ
計画を立てるうえで、引っかかりやすい点が3つある。
ひとつめが日曜。彩音とHachimitsuが日曜定休なので、上位5店のうち2店が消える。日曜に行くなら、無冠(不定休)、平太周、いし井の3択になる。
ふたつめが中休み。無冠、彩音、Hachimitsuの3店は昼と夜に分かれていて、15時前後から17〜18時までは開いていない。
この時間帯に食べたいなら、通し営業の平太周かいし井に絞られる。仕事の合間に寄る場合、ここは意外と効く。
みっつめが最寄り駅。平太周といし井はJR五反田駅より東急池上線の大崎広小路駅のほうが近く、Hachimitsuはビルの地下にある。
JRの改札を出て「とりあえず歩けば見つかる」という探し方だと、上位5店のうち3店を素通りすることになる。
五反田のラーメンについてよくある質問
五反田のラーメンについてよく検索される質問
まとめ|点数で選ぶか、開いている時間で選ぶか
五反田のラーメンを人気順に5軒並べて、はっきりしたことがふたつある。
ひとつは、上位5店の系統がひとつも重なっていないこと。牡蠣、醤油と塩、麺、背脂、鶏のつけ麺。1駅ぶんのエリアで、これだけ散っている場所はそう多くない。
もうひとつは、点数が高い店ほど開いている時間が短いこと。1位の無冠は夜9時半まで、2位の彩音は9時まで、3位のHachimitsuは売り切れ次第終了。一方、4位の平太周は深夜0時まで、5位のいし井は無休の通し営業。
上位3店の点数差は0.03しかない。その0.03のために、こちらが予定を合わせにいくことになる。
だから、選び方は単純でいい。時間を合わせられる日は、無冠か彩音かHachimitsu。牡蠣が好きなら無冠、きれいな一杯なら彩音、麺で選ぶならHachimitsu。
予定が読めない日、あるいは飲んだあとなら、平太周かいし井。深夜まで粘るなら平太周、時間帯を気にせず入りたいならいし井。点数は0.07低いが、その日に食べられるかどうかのほうが、たいていは大事になる。