押上と小村井のちょうど中間に位置する「塩一択」は、2025年春にオープンした注目の新店です。住所は東京都墨田区文花1丁目15-2、十間橋通り沿いにあり、最寄りの小村井駅から徒歩約10〜11分、押上駅からも12分ほどとアクセスは良好。
バス利用なら「十間橋通り」停留所が至近で、雨の日や猛暑日でも訪れやすいのが嬉しいところ。以前は老舗中華料理店「中華楼」があった場所で、地域の方々にとっても思い出深い立地。新店オープン時には地元ニュースにも取り上げられ、ラーメン好きの間では“塩ラーメン特化の新星”として話題を呼びました。外観は白を基調とした清潔感のある雰囲気で、店内もカウンター中心の落ち着いた空間。初めて訪れても居心地の良い温かさがあります。
「塩一択」のメニュー構成は、店名の通り“塩ラーメン一本勝負”。ベースは3種類あり、「鶏(950円)」「鶏と牛(1200円)」「牛(1450円)」という明快なラインナップです。さらに、同様の出汁を使った塩つけ麺も展開しており、鶏1050円、鶏と牛1300円、牛1550円と価格設定もわかりやすく統一されています。
「茶漬け得セット」は、小ライス付きで50円という破格の値段。スープを最後まで楽しむための“締め”として人気で、夜は150円で提供されています。トッピングは味玉(+150円)や焦ネギ、ローストビーフ増しなど多彩。価格帯は千円前後ながら、素材へのこだわりとボリュームのバランスが絶妙で、食べ終えた時の満足感は価格以上。全体的に“手頃なのに上質”を感じさせる良心的な一杯です。
今回私が選んだのは「塩ラーメン」に野菜の香味油を合わせ、「焦ネギ」をトッピングした一杯。まずは焦ネギを入れずにスープだけを口に含むと、鶏出汁の優しい旨味と塩だれのキレが繊細に広がり、思わずため息が出るほどやさしい味わいです。
鶏チャーシューはしっとり柔らかく、スープとの一体感も抜群。ここまで丁寧に作られた塩ラーメンには久しぶりに出会いました。
そして、途中で焦ネギを投入すると驚きの味変が。
香ばしい香りが立ち上がり、野菜油のまろやかさと焦げたネギの旨味が混ざり合って、スープが一気にパンチのある印象に変化します。穏やかさと力強さが共存し、一杯の中で二段階の味を楽しめる“完成された塩”といえるでしょう。焦ネギの存在が、この店の真髄を引き出しています。
人におすすめできるラーメンでした!
開店直後からSNSを中心に話題となった「塩一択」は、口コミサイトでも高評価が続出。
特に「油の選択で印象が変わる」「見た目以上に奥深い塩」といったコメントが目立ちます。
公式Instagramでは限定メニューや店内の細かな変化まで丁寧に発信しており、ファンとのコミュニケーションも積極的。
ユーザー投稿では黄金色に透き通るスープや別皿ローストビーフを写した“映える一枚”が多く、写真を見て来店する人も増えているようです。地元メディアに取り上げられた影響もあり、地域での認知度は着実に上昇中。ビジュアルだけでなく、味でリピーターを生む実力派。限定メニューの展開も予告されており、今後さらに注目を集めそうです。見た目の美しさと実直な味が両立した、SNS時代にぴったりの一軒です。
初めて訪れるなら、迷わず塩ラーメン+焦ネギの組み合わせをおすすめします。
最初はスープ本来の清らかな出汁感を楽しみ、途中で焦ネギを加えることで、香ばしさとコクが加わる“二段階の味わい”を体験できます。
塩のやさしさと焦ネギのパンチが絶妙に調和し、飲み進めるごとに旨味が深まる構成はまさに王道。
香味油は野菜ベースを選ぶと、まろやかさと深みがより際立ちます。味玉や茶漬け得セットを追加すれば、最後まで飽きることなく楽しめるでしょう。とろろ昆布がスープの余韻を優しく包み込み、締めの一口まで計算された完成度。塩一択の魅力を最もストレートに感じられるのが、この基本の一杯です。初訪の一杯として、間違いなく心に残る体験になるでしょう。